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●急速に広がる伝染病

世界健康機構(WHO)によると、虫が媒介する伝染病の増加は地球温暖化と関連がある可能性があるそうです。温暖化で熱帯伝染病を媒介する虫などの生息地域が北上するほか、温暖化がもたらす豪雨の増加や従来なかった地域での干ばつ発生などに伴い、ダニや蚊、ネズミなどの伝染病を媒介する動物や虫が増加する可能性があるためです。

アフリカ西部で1937年に発見された西ナイル熱は99年にニューヨークに上陸。感染した蚊か鳥が持ち込んだとみられ、原因不明のまま米全土に広がりました。デング熱は熱帯を中心に発症していましたが、地球温暖化の影響からか、最近は台湾でも患者が確認され、沖縄への上陸も懸念されています。

●東南アジアでデング熱が猛威(07年)

東南アジアで2007年、デング熱が猛威を振るいました。例年に比べ雨量が多く、ウイルスを媒介する蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)が大量発生したことなどが原因です。

タイ 1月から7月7日までに2万3653人(前年同期比38%増)が感染し、21人が死亡。
ベトナム 上半期の感染者は前年同期比25%増の1万9144人、死者は21人。
カンボジア 上半期に1万4986人が感染。うち8割は子供。死者182人。
ミャンマー 上半期の感染者は約3000人、死者は30人。

ヒトスジシマカ

●日本でも熱帯伝染病の危険が…

環境省は2007年3月、地球温暖化によって日本で発生が予想される新たな感染症のリスクや予防法についてパンフレットにまとめ、 「温暖化によってマラリアやデング熱など、第二次世界大戦後の日本では沈静化していた感染症が再び発生する恐れがある」 と注意を呼びかけました。また、腸炎ビブリオの原因菌が、90年代以降海水温の上昇とともに北上しているそうです。

●マラリア――「沈黙の大量破壊兵器」

マラリアはマラリア原虫を持つ蚊が媒介し、感染すると高熱が出て死に至ることもあります。世界で毎年4~5億人が感染し、 120万~200万人の命が奪われています。亡くなるのは大半が5歳未満の子供たちで、大半がアフリカです。 年間の死者は20、30年前と比べて2倍以上に増えています。


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