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国の防災白書(平成18年版)によると、1977年から2006年までの30年間を振り返ると、ここ10年間の気象は、短時間に激しく降る大雨の発生回数が明らかに多いなど異常です(=「第1章 地球温暖化」参照)。阪神大震災や新潟県中越地震、能登半島地震など大地震も多発しています

2004年には従来の観測史上最多だった6個を大幅に上回る10個の台風が上陸するなど、毎年のように台風、熱帯低気圧、梅雨前線などに伴う豪雨による災害が頻発しました。「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の作業部会は07年、地球温暖化の進行に伴って大雨の頻度や熱帯低気圧の強度が増加すると予測しました。また、06年には、相次ぐ竜巻災害により観測史上例を見ない12名の死者が発生しました。

●増加する集中豪雨の脅威

1997年~2006年の10年間は従来に比べ、集中豪雨の事例が顕著に増えています。

■気象庁の観測データに基づくこの10年間の豪雨■
1時間50mm以上の雨 3132回(77年~86年の10年間と比べ約1・6倍)
1時間100mm以上の雨 51回(同約2・3倍)

※雨の降り方のイメージ
1時間で50~80mmの雨:滝のように降る。ゴーゴーと降り続く。
1時間で80mm以上の雨:息苦しくなるような圧迫感があり、恐怖を感じる。

大雨が増加する傾向は日本だけでなく東アジアの広い範囲でも共通しており、地球温暖化やそれに伴う水蒸気量の増加など世界規模の気候変動が原因のようです。

●竜巻災害の脅威

06年は、竜巻災害が相次ぎました。
  • 宮崎県延岡市(9月)…死者3人、けが人143人、住宅全壊79棟
  • 北海道佐呂間町(11月)…死者9人、けが人31人、住宅全壊7棟

竜巻災害
06年11月に北海道佐呂間町で発生した竜巻による被害
(写真:平成18年版防災白書より)


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