２０世紀以降の世界の主な自然災害のうち、死者・行方不明者が最も多いのは１９７０年のバングラデシュのサイクロンによる被害で、約５０万人が亡くなりました。２番目は１９７６年の中国での地震（約２５万人死亡）、３番目は、２００４年のスマトラ島沖地震・インド洋津波で、約２３万人が死亡または行方不明者となりました。

一方、関東大震災の死者は約１０万５０００人で、日本では最大、世界的にも２０世紀以降６番目の災害でした。

また、０５年の米国のハリケーン・カトリーナでの経済被害額は数百億から千数百億と推計されており、経済被害では史上最大規模とされています。

ハリケーン・カトリーナ（２００５年、米国）
（写真：ＮＯＡＡより）

●世界の主な自然災害の状況（２０世紀以降）

●近年の世界の自然災害

◇２００６年の自然災害による死者…約２万１０００人
◇２００５年の自然災害による死者…約９万２０００人（パキスタン大地震など）
◇２００４年の自然災害による死者…約２５万人（インド洋大津波など）
◇２００３年の自然災害による死者…約６万８０００人（欧州熱波やイラン地震など）など